Cool Jazz Sound [DVD] [Import]
定価: ¥ 938
販売価格: ¥ 934
人気ランキング: 5597位
おすすめ度:
発売日: 2005-04-19
発売元: Stars of Jazz
発送可能時期: 在庫あり。
古さを感じない!
映像的には時代を感じさせる。しかし、『モード』と言う新しい概念を取り入れたサウンドには、この21世紀にも斬新と思えるから、やはりマイルスは凄いと素直に頷けます。
SO WHATだけで星10個!
4曲収録されていますが、聴き所はなんといっても1曲目のSO WHATでしょう。
この1曲だけで、このDVDは買いです。
後の曲は曲としての完成度が低いので、なくてもいいくらいです。
マイルスのトランペットを吹いている姿、顔がとてもかっこよいです。
最初のソロも最後のソロも十分に聞かせてくれます。
KIND OF BLUEの収録と比べて、いろいろなアイデアをフレーズに込めて吹いています。
ソロが終わったら、袖にすっとはける姿はまるで映画俳優のようです。
白眉はコルトレーン
この30分番組らしきTV用に撮られたスタジオ演奏の白眉は、マイルスよりも、ギル・エヴァンスよりも、なんといってもジョン・コルトレーンのソロパートだ。コルトレーンは「ソー・ホワット」一曲に吹くだけで、全体として脇役におさまっているが、いざソロの出番が始まってみると、どうだ、しだいにスタジオ全体がコルトレーンの世界へと移行してゆき、マイルスをも完全に食ってしまっているではないか。これが採録された1959年のこの時期は、例の金字塔「カインド・オブ・ブルー」が録音された頃にあたるが、翌年にはもうコルトレーンは伴奏者に甘んじていることができず、マイルスのもとから脱退して、独自の世界に突き進んでゆかなければならなかった事情が、これを観るとよくわかる。以前にも別のビデオなどで編集された形でみたことのある演奏だが、これが全体を通してみられるだけでも、このDVDは十分価値がある。
また無愛想、傍若無人に徹して、いわば擬悪的だがその実シャイな、マイルスの姿が味わえるのがうれしい。
日時: 2010年03月28日 11:27 | パーマリンク