マイルス・エレクトリック ? パフォーマンス・アット・ザ・アイル・オブ・ワイト[DVD]
マイルス・デイヴィス
定価: ¥ 4,935
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人気ランキング: 26740位
おすすめ度:
発売日: 2004-11-25
発売元: ビデオアーツ・ミュージック
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音楽っていいよね、っていうのに説得力をつけるDVD
ライブ映像が終始鳥肌ものなのは皆さんのレビューが伝えるとおり。
そんな中、破綻しそうなリズムをぎりぎりでを保ちながら、
ジャック・ディジョネットとデイヴ・ホランドが目を合わせてニヤッと笑うシーンで、
「あー、この人たち本当に音楽好きなんだなー」と思い、こちらまで顔が綻んでしまいます。
インタビュー映像も洒脱で純度の高いメンバーや関係者のパーソナリティのおかげで、
冗長さを感じさせず、退屈しません。むしろもっと話を聞きたくなりました。
忌憚のない意見を語る評論家、若かりし頃と現在のジョニ・ミッチェル、
マイルスに捧げる静謐なピアノを奏でるハービー・ハンコック、などなど見所満載です。
終盤のアイアート・モレイラの一人『Bitches Brew』にJAZZ感覚と音楽の自由さを感じずにはいられません。
待望の映像ソースではありますが
待望の映像ソースではありますが、DVD1枚にしては演奏時間が短い(40分)ですので、色々なドキュメントを収録してあります。ブートレグまがいの装丁で逆襲に出たようですが、できれば40分のソースのみで廉価販売してほしいところです。
マイルス者は必需!輸入版の方が安いとケチらないように
これは言わずもがなのマイルスの優れたワイト島でのライヴである。
音源のみならCD「Message to Love」にも収録されているが、DVD版はドルビー5chとDTSミックスされていて音質が大変良く超鮮明だ。マイルスがちゃんとど真ん中から聞こえる。映像の方もよけいなデコレーションも施さずステージからはずした撮り方もしてないのも好ましくプレイぶりを堪能できる。メンバー皆若々しくキースは若いときからトランスしていたのを発見(笑)。
演奏自体は38分ほどと短いがトータルで2時間ある?…というのはそのライヴを軸としたドキュメンタリーだからである(もちろんライヴのみをノーカットで選択鑑賞できます)。そしてその時のメンツやマイルスゆかりのアーティストが思い出を語り、エレクトリック・マイルス期を俯瞰するという構成である。
社交辞令的なコメントに終始せず興味深いエピソードもいろいろ聞け面白い。マイルスを聞き込んで知っていればうんうんとうなずける(ワイト島の時のメンツは皆出演、今のキースも!)。驚かされたのは話す物腰が皆どうしてこうも品位節度があり、音楽が体から滲み出ているのだろうということだ。軽佻浮薄でズレたのが一人もいない。それは皆のソロ作品や演奏を聴けばおのずと検討はつくけれども。見た人は分るけど皆さんマイルスのマネがうまい(笑)。欲を言えばハンコックやリーブマンが登場した(コージーまで!)ついでショーターやマクラフリン、ザウィヌル、フォースターあたりも出して欲しかった気がする。そうなると長くなりテーマがズレるかもしれないけどミラーも出てるんだからなぁ…。
以上のインタビューを理解するために字幕が入った国内版を推したい。確かに値は高いけれどマイルス者には損はないと思う。
日時: 2010年03月18日 11:21 | パーマリンク