ザ・ローリング・ストーンズ / ギミー・シェルター 〈デジタル・リマスター版〉 [DVD]
定価: ¥ 3,980
販売価格: ¥ 2,919
人気ランキング: 192位
おすすめ度:
発売日: 2009-12-16
発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
発送可能時期: 在庫あり。
ストーンズ69年USツアーの栄光と悲劇
69年というロックが若くて狂騒状態にあった年に行われた、ストーンズUSツアーの栄光と、結果的にその盛り上がりを冷ましてしまったオルタモントの悲劇。その現場の目撃証人になれるものすごいドキュメンタリーだ。
前半がMSGライヴのハイライト。全編演奏シーンではない。例えばワイルド・ホースやブラウン・シュガーはメンバーのオフ・ステージの姿を捉えたシーンのバックに使われる。本編でMSGでの素晴らしいライヴをフルで拝めるのは、ジャンピン?、サティスファクション、ホンキー?、の3曲。「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト! 40周年記念エディション」のDVDとのだぶりはない。長尺化したサティスファクションとステージに人が飛び込んできても演奏を続けるホンキー?が圧巻。
後半がオルタモント・フリー・コンサート編。ストーンズ会場到着時から騒ぎが起こっているが、ストーンズがステージに登場して演奏を続けていく最中に悲劇が起こる。
60年代ロックのカオスの当事者になったような感覚と、それを冷めて眺める感覚(ストーンズのメンバー自身がフィルムの再生を見ているように)が両立する希有のロック映画だ。なお、未公開シーンはリマスターされていないので、これらの曲のパーフェクトな演奏シーンを堪能したい人は上記「ゲット?」をどうぞ。
うれしいです。
シャイン・ア・ライト・・・とても良かった。
でも大半のファン(色々な意味でのストーンズ・フリーク。いやピープルか)は
自分を含め「カッコイイままのジジイ(演奏のテクや年齢による声の事などはハブいてね)で
いてくれたことが嬉しかったと思う。」
しかし、この作品は他のライブ物と比較しても一線を画しています。
いろいろと事件が起きます。(ハッキリとは映っていませんが…)
「全然ハッピーな感じでは、ありません!これはドキュメントなんだもん、スゴイです」
丁寧に整理された画面や計算された演出(後にストーンズもやりますが…)に慣れっこの人には
どう映るんだろう?(バカにしているんでは無く、興味があります)
特典に入るものをみても、「安い!安いよ!でリマスター。どうなってるの?この大盤振る舞いは?」
この調子で「コック・サッカー・ブルース」出してくれないかな?(モザイク、ぼかし、無しでね)
最近ストーンズを知った若い世代には特に観てもらいたい!
最近ヒットしたライブ映画もグッドでしたが、このドキュメンタリー・ライブは違う意味で本当に凄いんです。
若い世代はカルチャーショックを受けるでしょう。
こんなのライブじゃない!っていう人もいるかもしれません。
ミックたちが、その時のVTRを見る形でライブは進行していきます。
ダラダラしたインタビューなどはありません。
一番美しくて格好よかったメンバーたちを拝むことができます。
演奏は5人中心なので、キースとミック・テイラーのギターはダイレクトに聴こえます。
前半はマディソン・スクエアガーデン。
後半のオルタモントは昼間の前座演奏に続き、夜からストーンズに入ります。
オルタモントは暴動でライブが成立していません。今の時代なら即、中止でしょう。
当時、ストーンズ護衛隊と呼ばれたヘルスエンジェルス、昼間から客をリンチにしています。
何故か前座のジェファーソンエアプレインのヴォーカリスト(マーティン・ベイリン)まで殴られてます。
群衆の中をハーレーが走ってきたり、何故か歌っているミックの前を犬が素通りしたりしています。
キースはブチ切れです。
でも演奏自体は、どのバンドも凄いテンションです。
ストーンズも勿論ですが、前座のティナ・ターナーやジェファーソン・エアプレインなどは、
当時本作を観たのをきっかけに好きになった人たちもいるでしょう。
特にエアプレインのナンバーは超かっこいい! 完奏できなかったのが惜しまれます。
他にもいろいろありますが、ウッドストックやワイト島のライブなんか目じゃありません。
私にとって衝撃のライブ映画ナンバー1に挙げられる作品です。
リマスターなんかしなくてもいいほどの購入価値があります。
日時: 2010年01月14日 10:42 | パーマリンク